介護の派遣はひそかに人気というだけあり、まだまだ知らない・働いたことがないという方が多いです。
「派遣で働いたら給与下がるんでしょ?」といった話もよく聞かれます。
介護の仕事はサービス形態がさまざまで、地域や職場によって給与の差も大きいです。とある地域では正社員でも手取り10万円弱なんてこともあるようなので、介護の派遣と言われると、世間的なイメージと合わせてさらに給与が下がってしまうと思うのかもしれません。
実際のところ介護の派遣は高時給がとても高いので、よほど大きな大手会社や法人での管理職でない限り給与が下がることはないでしょう。
介護の派遣で働いた筆者の経験から言わせていただくと、給与が下がるかどうかのボーダーラインはあなたが今の職場で手取り20万円あるかどうかです。さらには派遣での働き方、資格の有無、経験年数などで変わってくるでしょう。
介護の派遣はとにかく高時給!週4回でも20万円超える?!
私が介護の派遣で働いた時の時給1,450円でした。その時の手取りは23万円。夜勤なしでも20万円を超えることができました。しかも、前職は役職についていたのにそれを上回りました。
そもそもなんで派遣社員は給与が高いと思いますか?
職場が正社員と派遣社員を雇用する場合、正社員であれば社会保険や税金、退職積立金など表には出ていない費用がけっこうかかっています。一方で派遣社員は派遣会社との契約料と派遣社員に支払う賃金のみ。
トータル的にみると正社員のほうがコストはかかりますし、正社員(人材)がある程度足りていれば派遣社員のみ募集するケースもあるのです。繰り返しになりますが、こうした部分は表には出ない部分です。派遣の時給が高いのはこうした理由があるのです。
ですから、ほとんどの方は派遣で働くと給与が20万円を超えるのです。しかし、注意しておきたいのは税金や年金関係。正社員の頃のように毎月の給与から天引き(特別徴収)されないので働く前には市役所で手続きする必要も出てきます。
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夜勤をすれば30万円も夢じゃない
介護施設で働く場合、夜勤業務があります。派遣社員の夜勤は時給ではなく夜勤1回単価〇〇円となり、その金額は2~3万円とかなりの高額です。
月に4回~6回夜勤に入るとすれば、日勤帯の時給によっては手取り30万円に到達するというわけなのです。
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こんな人におすすめ
・特養や老健で正社員で働いているけど給与が安い方
・責任重大な役割や過度な残業は嫌だ!
・夜勤なしで今の職場より給与を増やしたい
資格を取ろう
手取り給与を少しでも増やしたい!という方は資格の有無で時給が左右されます。
- 介護福祉士
- 介護初任者研修修了
- 実務者研修修了
上記の資格を保有し、どれくらい介護経験があるのかで時給も変わってくるでしょう。ほとんどの場合、最初は低くても長く登録して働いていると少しずつ時給が上がることもあります。派遣会社によっては希望額じゃなかった場合に交渉してくれます。
まとめ
給与が下がってしまう方はもちろん派遣はおすすめできませんが、よほどのことがない限り給与が下がることはないでしょう。しかし、冒頭でも書いたように経験年数や資格の有無などで左右される部分もあるため、手取り20万円あるかどうかで判断するのが一つの目安になると思います。
とはいえ、正社員と違い派遣社員は業務も限られますので、結果的にはプレッシャーやストレスを感じることなく働けるはずです。